データジャケットとは!?

一言紹介

データジャケットとは、つまりデータの「上着」です。つまり、データの中身は公開せずに、データのアピールポイント(人がデータの魅力を知るうえで必要な概要)を記述する手法です!
人間も、生身の体は隠して様々な上着を着て出歩きます。例えば、立派なスーツを着て自分がビジネスマンであることをアピールしたり、ハッピをきて祭りに行くことをアピールしたりして、他の人が「自分と同類だな」「付き合いたい人だな」と感じやすいようにしています。またCDショップなどでは、CD本体は店頭に置かずジャケットのみで商品の紹介をしていますね?これもCD本体は店内部に隠し保護しつつ、魅力的なジャケットでCD本体の魅力をアピールをする手法です。これを見ればお客さんは自分の好みと一致したCDや、合わせ買いしたいCDのセットを知るようになります。こういうやり方をデータに応用したのがデータジャケットなのです。

目的

あるデータについて記入者が期待する用途やアピールしたいデータ中の変数を書き込んだデータジャケットさえあれば、データも中身を隠したまま、そのデータや活用法、他データと組み合わせた活用法を議論し、その活用法の生み出す利益を評価することによってデータの価値を評価していくことができます。

なぜ、このようなことが必要なのでしょうか?
多くの人は、データを手に入れて初めて利活用価値が分かると思い込んでいます。でも、この考えが正しいなら、データを入手できないうちはデータの価値は分からない状態のままになってしまい、データの価値が分からないとデータの価格がつけられないので、データの取引が成立しないため入手もできなくなります。つまり、何も始まらないわけです!逆に言えば、データの価値を生み出すサイクルを回し始めるためには、データを入手しないままデータの利用価値を考えるための情報を共有できればよいわけです。この情報が、データジャケットなのです。

最近、持っているデータはどんどん公開しましょうという風潮がありますが、実は多くの人は、自分のデータはとてつもない価値を秘めているかもしれないのに人に渡してしまうのを「もったいない!」と感じ、同時にそのデータが含む様々な人の個人情報が一緒に人手に渡るリスクを「こわい!」と感じて、公開することをためらっています。そう、それでいいのです!自分がアピールしたい範囲だけで構わないので、データジャケットに書いて、アピールしたいデータ(他の人のデータでも、了承ずみなら構いません・・・データそのものを出すわけではないのでハードルは下がります)について紹介してください。こうしたデータジャケットが集まれば、それらの関係を可視化することによって、データ市場の参加者たちはさまざまなデータを結合して分析するアイデアを示し合い、そのアイデアに値付けし、ひいてはアイデアに含まれるデータを値付けする「商談」を始めることができます。

メリット

データジャケットを書いて行う「商談」は、直ちに取引するわけではありません。しかし、大きなメリットを生みます!!例えば、あなたの日々の健康管理データを欲しがる食品店の店長が現れて「私のPOSデータのうちあなたの消費と、あなたの持つ健康データをあわせると、あなたと同じ身長体重の人にとっての健康食品がわかります」とデータを欲しがるわけを話してきます。もし、あなたが「では10万円でゆずりましょう」と言えば、その人が「それだったら要りません」とか「10万円なら、可能な範囲で行動ログもください」と価格交渉をしてきたり、逆にあなたの方が「私にその健康食品を教えてくれるなら毎月3000円払います」と言い出すかも知れません。こうして、データの価値やデータ利活用方針の価値を推し量り、ようやくデータを取得するのに必要なデータの価格を設定することが可能になります。データの売買をするだけではなく、自分ひとりでは思いつかなかったデータの活用法や分析法に気づくこともあります。こうしてデータの価値を高めることが出来れば、データジャケットの中身も再編集し、データを結合して得たデータについての新しいデータジャケットも追加して市場に出せるようになります。

ではさっそく・・・

趣旨やメリットを理解して頂いたら、さっそくデータジャケットを入力してみましょう!難しく考える必要はありません。自分の持つデータの概要や形式、変数を可能な範囲で紹介してくださればいいのです!下のリンクからお願いします!!

DJ投稿ページ

例えばこのようなデータジャケットが存在します↓